TechCrunchの報道によると、SpaceXの評価額は2026年6月15日(先週金曜日)に二次市場取引が正式に開始された後、わずか数日で1兆ドル以上急騰し、総評価額は驚異の2.7兆ドルに達した。これにより、テック大手のアマゾンを一気に抜き去り、世界最高評価額の非上場企業となった。この情報はSpaceX内部関係者によって明かされ、テック投資界に大きな衝撃を与えている。
評価額の跳躍:1.7兆ドルから2.7兆ドルへ
今回の株式取引開始前、SpaceXの評価額は約1.7兆ドルで、アマゾンの時価総額とほぼ同水準だった。宇宙探査技術と商業衛星インターネット事業への投資家の強い期待から、取引初日に大量の機関資金が流入し、評価額は2.5兆ドルの大台を突破、その後2.7兆ドルで安定した。特筆すべきは、アマゾンの現在の時価総額が約2.3兆ドルであり、SpaceXがわずか数日でアマゾンを評価額で追い抜いたことを意味する。
「これは宇宙経済の黄金時代を象徴する出来事だ」と匿名を希望するベンチャーキャピタリストは述べた。「SpaceXは単なるロケット会社ではなく、通信、輸送、さらにはエネルギーの境界を塗り替えつつある。」
主要な成長ドライバー:スターリンクとスターシップの商業化
SpaceXの評価額急騰の背景には、二大中核事業の急速な商業化がある。スターリンク(Starlink)のグローバル衛星インターネットユーザー数は500万人を突破し、年間収益は200億ドルを超え、2027年には全世界カバレッジを実現する計画で、その時点でユーザー数は2000万人に達する見込みだ。また、スターシップ(Starship)の複数回にわたる飛行試験の成功と初期商業ペイロード輸送能力により、SpaceXは深宇宙貨物輸送や有人月着陸などの分野で独占的な地位を確立している。さらにSpaceXは複数の宇宙鉱業企業と長期輸送契約を締結したことを発表しており、収益源をさらに拡大している。
アマゾンとの比較:ビジネスモデルの違い
アマゾンはEコマース、クラウドコンピューティング(AWS)、広告事業によって巨大なビジネス帝国を築いているが、その評価額の成長は主に既存事業の利益向上に依存している。一方、SpaceXの評価額はより将来への期待に基づいている。宇宙経済の市場規模は2030年に1.5兆ドルに達すると予測されており、SpaceXは現在そのうち約40%のシェアを占めている。こうした高成長への期待が、高リスクを厭わない大量の資本を引き付けている。
注目すべき点として、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス率いるブルーオリジンも追いかけているものの、その進捗はSpaceXには遠く及ばない。今回の評価額逆転は、民間宇宙企業が資本市場における認知度で初めて伝統的なインターネット大手を超えたことをも意味している。
編集後記:バブルか、それとも新常態か?
SpaceXの評価額が2.7兆ドルに急騰したことは、その株価純資産倍率がすでに50倍を超え、テスラやアップルといった一流テック企業をはるかに上回ることを意味する。スターリンクとスターシップの商業的見通しは広いものの、これほどの高評価額を正当化するためには、年間純利益が少なくとも500億ドルに達する必要があるが、SpaceXの現在の年間利益は約30億ドルにすぎない。このような巨大なギャップは、インターネットバブル期の企業評価額を想起させる。しかしその一方で、宇宙経済は概念から現実へと移行しつつあり、完全再利用可能なロケットとスターシップの深宇宙輸送能力を持つ唯一の企業としてのSpaceXの技術的な堀は、容易には複製できない。スターリンクとスターシップが計画通りに大規模な収益化を実現できれば、現在の評価額はむしろ出発点に過ぎないかもしれない。
本記事はTechCrunchより編訳
© 2026 Winzheng.com 赢政天下 | 转载请注明来源并附原文链接