AIスクリプトで国際的な出会いを探す?OpenClawの新しいデートハック

AIスクリプトで国際的な出会いを探す?OpenClawの新しいデートハック

最近、Ben Guezという開発者がソーシャルメディアの動画で彼の「自動化デート実験」を披露した。OpenClaw、Claudeのコード、そしてInstagramのテストスイートを使って、InstagramのDMから「潜在的な国際的妻候補」とのやり取りを自動でフィルタリング・返信・管理するスクリプトを作成したというものだ。動画の中で彼は笑いながらこう語った。「私のDMには今、潜在的な国際的妻候補がたくさんいる。」

スクリプトはどのように機能するのか?

Ben Guezの説明によると、彼のスクリプトはOpenClawでユーザー操作をシミュレートし、Claudeのコードで自然言語の返信を処理し、Instagramのテストインターフェース(Trials)を通じてメッセージの送受信の有効性を検証する。全体のプロセスはおおよそ3つのステップに分かれる。まずOpenClawが、アカウントと過去にやり取りがあり、特定の地域や民族に関するキーワードを含むDMを収集する。次にClaudeモデルが文脈に合った魅力的な返信を生成する。最後に自動でメッセージを送信し、その後の会話の状態をクラウドスプレッドシートに記録する。Guezによれば、このスクリプトは1日約200件のDMを処理でき、彼が費やす時間は当初の数時間から1日10分にまで短縮されたという。

「これは誰かを騙すためではなく、地域的・言語的な壁を超えて、本気で長期的な関係を築きたいと思っている人を効率的に探すためだ。」――Ben Guezが動画の中で説明。

AIデートツール:効率性と倫理の境界線

実のところ、AIが出会いの場に登場したのはこれが初めてではない。Tinderの優先表示アルゴリズムからChatGPTによる自己紹介文の作成まで、AIはすでに現代の出会いを支える見えない助手となっている。しかし、Guezのように完全自動化で「複数の候補をキープする」やり方は、より激しい議論を巻き起こした。批判者は、深い感情的なやり取りをアルゴリズムに外注することは、相手を物として扱うことに等しいと主張する。一方、支持者は、最終的に双方が知った上で合意しているのであれば、ツール自体に善悪はないと反論する。注目すべきは、OpenClawはもともと開発者向けの自動化フレームワークであり、Webアプリのテストやユーザー操作のシミュレーションを目的として設計されたものだという点だ。これを出会いに使うことは、明らかに創造的な「転用」と言える。

また、Instagramの脆弱性(あるいは禁止されていないテストインターフェース)も、自動スクリプトに付け入る隙を与えている。Metaは2025年、大量の出会い系ボットの出現を受けて自動メッセージの検出を強化したが、Guezのスクリプトは一部の制限を回避しているようだ。このことは、AIツールが急速に普及する今日、ソーシャルプラットフォームがアンチボット戦略の完成度を改めて見直す必要があることを示唆している。

編集後記:恋愛が自動化タスクになるとき

技術的な観点から見れば、Guezの実験は自然言語処理、自動化運用、ソーシャルエンジニアリングを統合したものであり、ギークらしいロマンスと言えるかもしれない。しかし人文学的な観点から見れば、AIで大量に配偶者候補をふるいにかけることは、「縁」を冷たいデータマッチングに変えてしまうのではないだろうか。さらに懸念すべきは、このようなスクリプトが悪用された場合、大規模なハラスメントや詐欺を引き起こしかねないという点だ。Guezは返信内容を透明にし、最終的には候補者全員とビデオ通話で確認すると主張しているが、それでもアルゴリズムがもたらす誤解を完全には防げない。AIはコミュニケーションを加速させることはできるが、不完全で、驚きに満ちた、真に人間らしい出会いを決して代替することはできない。

本記事はTechCrunchより編集翻訳。