調査:米国人の50.5%が「AIとの親密な関係は浮気に当たる」と回答

AI Girlfriend CoachはSurveyMonkey Audienceと共同で、2026年8月26日から27日にかけて米国成人2,150名を対象に調査を実施し、最終的に1,709件の有効回答を集計した。

米国成人の50.5%が、パートナーとAIとのロマンティックまたは性的な関係は浮気に当たると回答した。

これは、回答者の過半数が「こっそりチャットボットと恋愛する」行為を単なる個人的な娯楽とは捉えず、現実のパートナーへの裏切りとみなす可能性があることを意味する。その割合は過半数をわずか0.5ポイント上回るにすぎないが、このデータが示すメッセージは明確だ。現代の親密な関係におけるAIの役割は、「無害なツール」という位置づけから徐々に逸脱しつつある。

AIパートナー:いかにして親密な関係に介入するのか

ここ数年、生成AIによってチャットボットはカスタマーサービスの場から寝室へと進出した。ReplikaやCharacter.AIといったプラットフォームでは、ユーザーがAIを恋人として設定し、おやすみの挨拶を交わしたり、秘密を打ち明けたり、音声でのフリーティングを体験したりできる。AIはユーザーの個人的な好みを記憶し、適切なタイミングで温かいメッセージを送ってくる。こうしたやり取りがもたらす感情的な依存は、現実の恋愛に近い水準に達している。

さらに重要なのは、AIとのやり取りがスマートフォンの画面の裏に完全に隠せることだ。多くのアプリは共有アカウントにチャット履歴を表示せず、ユーザーもパートナーに自発的に告げないことが多い。そのため、パートナーがAIと「熱心にやり取り」していることに気づいたもう一方の当事者は、第三者の存在を発見したときのような裏切られた感覚を抱きやすい。

過半数が「浮気に当たる」と判断、約半数は依然として反対

では、残り49.5%はなぜそう思わないのか。古典的な論拠の一つは、AIには意識も性欲も共謀能力もないというものだ。人間とAIの間の親密なやり取りは、本質的に恋愛小説を読んだり成人向けコンテンツを視聴したりするのと変わらないという見方だ。しかし、これに反論する人々は、浮気の本質は相手に肉体があるかどうかではなく、隠蔽と欺瞞にあると強調する。本来パートナーに注ぐべき感情的な時間をAIに費やし、さらにその事実を現実の関係において隠蔽しようとする時点で、裏切りはすでに生じているという論理だ。

こうした見解の相違は、法律と心理カウンセリングの分野にも波紋を広げている。現行の法的枠組みでは、婚外関係の当事者は依然として自然人として定義されており、AIプログラムはその範疇に含まれない。しかし一部のカウンセラーは、パートナーがAIに熱中していることを理由に相談に来るケースが増えていることに気づき始めている。「競っているのは人間ではなく、彼のスマートフォンだ」。こうした訴えは、デジタル感情倫理を新たな議題へと押し上げつつある。

編集後記:信頼の問題をAIに押しつけてはならない

指摘しておくべきは、本調査はAI Girlfriend Coachが主導したものであり、同プラットフォーム自体がAIとの恋愛に関連するサービスを提供しているため、アンケート設計に特定の立場が反映されている可能性があることだ。それでもなお、50.5%というデータは示唆に富む。親密な関係における「誠実さと欺瞞」の定義をめぐる社会的認識が、遅まきながら更新されつつある。

AIは愛を模倣できても、感情的な責任を負うことはできない。もし現実の関係をAIとのやり取りを隠すことで維持しなければならないとすれば、その関係にはすでにひびが入っている。「AIとの恋愛は浮気か」と問う前に、まず自分自身とパートナーに率直に問いかけてみてはどうだろう。私たちの間には、新技術がもたらす不確かさを受け止めるだけの十分な信頼とコミュニケーションがあるだろうか、と。

本稿はAI Newsより編訳。